谷文晁の掛軸『鳥の図』の買取価格
買取業者 | 査定額 |
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一般骨董買取業者 | 500,000円 |
リサイクルショップ | 10,000円 |
当店の査定額 | 670,000円 |
高額査定のポイント
- 著名な作家
- 保管状態が良好
- 珍しい作品
- とも箱あり
お買取り品の詳細
愛知県豊橋市にお住いのH様よりお買取りをさせて頂きました谷文晁の掛軸『鳥の画』です。
こちらの掛軸は、先代が大切に保管をされてきたものですが、家屋も洋式に建て代わり飾っておく場所も無くなってしまったことから売却をご検討下さいました。
東京で暮らす娘夫婦も美術品や骨董品には一切興味を示さないため、それであれば、どなたか価値を分かってくれる方に譲れることが先代も喜ぶとお考えになられたようです。
H様は最初、近所のリサイクルショップに当掛軸をお持ち込みになられ査定を依頼されましたが、その査定額があまりにも低いことに驚かれたそうです。
リサイクルショップでは掛軸に関する知識を有したスタッフがいない場合が多いため、作家名や価値が分からずあくまでも『単なる年代物』として査定をされてしまいます。
その後、ネット検索にて市内のA業者にメールでの査定をご依頼され50万円のお値段を付けられました。その後、無料で出張査定を行っている当店に直接訪問による査定依頼をご依頼頂き当店は前述の業者を上回る査定額にてお買取りをさせて頂きました。
当作品は季節を感じさせる鳥を文晁ならではの技法で描き、その風合いを醸し出しています。落款には鳥文晁と呼ばれるものが押されており、1811年~1840年頃の作品と思われます。本紙にやや巻きシワが見られますが、文晁の作品としては珍しく描かれた作品として希少価値の高いものとして評価をさせて頂きました。
確かに、近頃は生活様式の洋風化に伴い和室や床の間を設ける家は少なくなりつつあります、しかしながら掛軸は日本の伝統的な芸術品でもあり大切な来賓客をもてなす最高の縁起物です、そのため床の間を飾るうえではかけがえのないものであります。
かけじく屋では、掛け軸の買い取り情報のみではなく、掛け軸の歴史や種類を紹介し、現代の若者が掛軸に興味をもつキッカケ作りができればとの理念のもと運営をさせて頂いております。